コードバンの秘密

2016/08/29(月)

萬勇鞄のランドセルに使われている素材の一つであるコードバン。
今回はこのコードバンについて詳しくご紹介いたします。

「革のダイヤモンド」とも呼ばれているコードバン

コードバンのランドセル

天然皮革であるコードバン。
実は「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」とも呼ばれており、ランドセルに使われている皮革の中で、最高級と言われています。

きめ細かく張りがあり、肌触りが良い素材なので、非常に上品な雰囲気のランドセルになります。
また、革自体が硬いので、型くずれしにくく傷にも強いのですね。

お子さまには是非上質なものを、とお考えの方や、
活発なお子さまをお持ちの方におすすめのランドセルです。


希少価値が非常に高いコードバン

コードバンの素材となる馬というのは、元々はヨーロッパで食肉用に飼育されている馬です。
実は食肉用の馬というのは飼育頭数が限られているため、コードバンに使用できる革の量自体が限られているのです。

またコードバンは馬の革の中でも、馬のお尻の内側にあるコードバン層と呼ばれる層からしか採ることができません。
実はこのコードバン層は、厚さがわずか2mm 程度。
馬1頭から採れる量もごくわずかなのです。

そのため、コードバンを手に入れるためには、1年以上前に予約しなくては入手できない、と言われるほど、希少性が非常に高い素材なのです。

このコードバンがランドセルに使われる際には、
かぶせ2個分にしか使用することができない、と言われているので驚きですよね。


耐久性が非常に高いコードバン

非常に耐久性が高いと言われているコードバン。
実はその強度は、牛革の2~3倍とも言われています。

コードバンは繊維が緻密なため、シミや汚れ・傷にも強く、長期間の使用にも耐えられるのです。
コードバンなら、お子さまが多少乱暴に扱ってもへっちゃらなのです。


見た目にも美しいコードバン

コードバンの特徴と言えば、その見た目の美しさにもあるのではないでしょうか。
上品な光沢と滑らかな手触りは、コードバンならではのものです。

また、天然皮革ですので、使い込むことで独特の風合いと色合いに変化していきます。
6年間お使いいただくことにより、世界に一つだけの、お子さまオリジナルのランドセルになることでしょう。


傷が付きづらく目立ちづらい、シボ加工のコードバン

萬勇鞄のランドセルに使われているコードバンには「シボ加工」という加工を施しています。
シボとは、革の表面に細かく寄ったしわのような模様のこと。
このシボ加工をすることにより、傷がつきにくく、また傷が付いたとしても目立ちにくくなるのです。

お子さまが6年間お使いになるランドセル。
長い間使うことになるので、やっぱり傷がつきにくいことが大切であると、萬勇鞄では考えています。

ランドセルをお使いいただくお子さまや、そばで見守るパパやママが、ランドセルにたくさんの傷がついて悲しい気持ちにならないように。
傷なんて気にせずたくさん走り回れるように。

そんな願いを込めて、革の表面の加工にもこだわっているのです。


コードバンは、濡れた時にはお手入れが必要です。

水に濡れたランドセルのお手入れ

コードバンのランドセルは、毎日オイルを塗るなどの特別な手入れは必要ありません。
ただし、雨に濡れてしまった時には、乾いた布で水分を拭き取るようにしましょう。
そのままにしていると、ひび割れや変形、色落ちの原因になってしまいます。

水分を拭き取ったあとは、日陰でゆっくり陰干しすることが大切です。
ドライヤーなどで急速に乾かしてしまうと、表面のシワなどの原因になりますので、十分にご注意くださいね。


お子さまの6年間の成長を見守る、コードバンのランドセル

6 年間お子さまを見守るランドセル

コードバンは非常に高価な素材ですが、それだけ丈夫で長持ちします。
6年間お使いいただいても、型くずれすることなくしっかりしているコードバンに、驚かれるかもしれません。

高級感のある見た目や手触りに、パパやママも思わずうっとりしてしまうことでしょう。
お友だちとは一味違うものが好きなこだわり派のお子さまにも、きっと満足していただけると思います。

コードバンのランドセルを使うことにより、物を大切にする心を育み、お気に入りのランドセルとして6年間お使いいただけたら嬉しいです。